1日に1社ずつ紹介している「ディスクゴルフのメーカー」。8社目は、米国の Prodigy Disc(プロディジー ディスク)です。モデルの名前が「D1」「F7」「M4」のような記号になっていて、名前を見るだけで種類が分かるのが特徴です。
Prodigy はどんなメーカーか
公式の「About Us」と、公式ブログのお知らせから、確かめられた事だけを並べます(2026-10-21 に読みました)。
- ディスクゴルフの世界チャンピオンたちが作ったメーカーで、はじめの目標は「より安定した飛び方をする、ゴルフ用のディスクの並び」を作ることだった(公式の About Us)
- 2年の試しを経て、2013 年に世界の上位の選手たちへディスクを出した。今はディスタンスドライバーからパット・アプローチまで作っている(同)
- 契約している選手は 150 人を超える(同)
- ディスクのほかに、ゴールのバスケット・バッグ・小物・服(Prodigy Apparel)も作っている(同)
- 公式ブログのお知らせでは、ディスクを米国ジョージア州の自社の倉庫で作ると書かれている。同じお知らせで、CEO は Will Schusterick さんと紹介されている(Yeet Street Discs との作る契約のお知らせ・日付はページで確かめられませんでした)
- 同じお知らせには、ほかの会社のディスクも作っていて、これまでに UFA(米国のアルティメットのリーグ)や Mint Discs と組んだ、とある
世界チャンピオンが誰なのかは、About Us に名前が無かったので書きません。
名前の記号で種類が分かる
公式の「Flight & Plastic Information」のページには、「モデルの名前の文字が、ディスクの種類を表す」と書かれています。公式の売り場の分け方と合わせると、次のとおりです。
| 記号 | 種類 | 例 |
|---|---|---|
| D | ディスタンスドライバー | D1・D3 |
| H | ハイブリッドドライバー | H5・H7 |
| F | フェアウェイドライバー | F3・F5・F7 |
| M | ミッドレンジ | M4・MX-3 |
| A | アプローチ | A2 |
| PA | パット・アプローチ | PA-3・PA-5 |
- 公式の 2025 年の飛び方の表では、同じ記号の中で左ほどオーバーステーブル(最後に大きく曲がる)、右ほどアンダーステーブル(曲がりにくい)に並び、D1・H1・F1 が左の端に、D6・H7・F9 が右の端にあります
- つまり、同じ記号なら数字が小さいほど曲がる、大きいほど曲がりにくいと読めます(表の並びから読んだことで、公式の文ではありません)
- 図鑑の数でも、F3 はターン -2・フェード 2、F7 はターン -3・フェード 1 で、数字が大きい F7 の方が曲がりにくい数です
- 「ハイブリッドドライバー」は、ほかのメーカーにはあまり無い分け方です。FX-2・MX-3 のように「X」が付くモデルもありますが、X の意味は公式のページで確かめられなかったので書きません
プラスチックの違い
公式の「Flight & Plastic Information」のページには、数字の名前のプラスチックが並んでいます。数字が大きいほど上の価格帯、という並びです(推測です・値段は下の M4 の例を見てください)。
| プラスチック | 公式の説明 |
|---|---|
| 100 | 始めたばかりの人に必要なものを 100% そろえる、という意味の名前。手ごろで頼れる。初心者向けの軽い重さだけで作る |
| 200 | 300 に近いが、べたつきが少ない。始めたばかりの人にも、使いこんで自分好みの飛び方にしたい人にも |
| 300 | Prodigy のベースのプラスチック。パター・アプローチ・ミッドレンジ向けで、握りやすく、強く当たっても飛び方が残る。使ううちになじむ |
| 300 Soft | 300 をやわらかくしたもの。しなやかで握りやすい |
| 300 Ultra Soft | もとの 300 をとてもやわらかくしたもの。手の中のしなりが 50% を大きく超えて増えた、と書かれている |
| 300 Firm | 300 をかためにしたもの(もとの名前は 350G)。濡れても握れる。世界チャンピオンたちと一緒に作った |
| 400 | 一番人気のプレミアム。とても丈夫で、濡れても握れる。透けた色のものが多い。リムがかたい |
| 400 Ultra Soft | 400 をとてもやわらかくしたもの |
| AIR | 400 をもとに、軽いディスクを作るためのプラスチック |
| 500 | 400 よりべたつきが少なく、真ん中がややかたい。真珠のような光り方 |
| 500 Ultra Soft | 500 をとてもやわらかくしたもの。冬はかためになり、夏はやわらかくなる |
| 750 | 400 に近い握りで、よりかたい。暑い日でもかたさが残る |
| Special Blend | なめらかでかため。昔の「Test」プラスチックにちなむ、特別なディスクだけの数量限定 |
| ReBlend | 作る時に基準に届かなかったディスクを砕いて作り直した、100% リサイクルのプラスチック |
- 大きく分けると、100〜300 の並びがお手ごろなベース、400・500・750 がプレミアムです
- 公式の売り場で M4 を見ると、100 が $7.99(130〜159g)、300 が $13.99、500 が $17.49 でした(2026-10-21・米ドルの表示)
DiscPal の図鑑にある Prodigy のディスク
DiscPal の図鑑には、Prodigy のモデルが 9 型あります(2026-10-21 に図鑑の名簿で数えました)。公式の売り場には D・H・F・M・A・PA で 40 を超える型が並んでいて、図鑑にあるのはその一部です。数値は左から、スピード・グライド・ターン・フェードです。モデルの名前を押すと、図鑑のページが開きます。
ディスタンスドライバー(2 型)
フェアウェイドライバー(4 型)
ミッドレンジ(2 型)
パター(1 型)
| モデル | スピード | グライド | ターン | フェード |
|---|---|---|---|---|
| A2 | 4 | 2 | 0 | 4 |
- A2 は図鑑ではパターに入れていますが、公式では「アプローチ」です。公式の説明は「ミッドレンジとパターの間を埋める、オーバーステーブルな使い分け用のディスク。強く投げる人が、ショットが返ってしまうのを避けたい時に」です
最初の1つにするなら
公式の売り場には「Beginner Friendly(初心者向け)」の並びがあり、「アンダーステーブル寄りのモデルが向いている」「始めは軽いディスクも試して」と書かれています。その並びに入っている型から選ぶと、次のとおりです。
- ミッドレンジは M4:公式が「とても頼れるアンダーステーブルなミッドレンジで、誰にでも使えるように作った」と書くモデルです。数値は 5・5・-1・1 です(図鑑の M4)
- フェアウェイは F7:初心者向けの並びに入っています。数値は 8・6・-3・1 で、図鑑の Prodigy のなかで一番ターンが大きい(右投げのバックハンドで右へ流れやすい)数です(図鑑の F7)
- プラスチックは 100 か 300 から:100 は初心者向けの軽い重さだけで作られ、M4 は $7.99 でした。300 は公式が「ベースのプラスチック」と書くもので、M4 は $13.99 でした
- 速いドライバーから買わない方がよい理由は、最初の 1 本の選び方 にまとめています。ほかのメーカーは Innova・Discraft・Latitude 64・Dynamic Discs・Westside Discs・Kastaplast・Discmania もどうぞ
よくある質問
Prodigy はどこの国のメーカーですか?
米国のメーカーです。公式ブログのお知らせに、ディスクを米国ジョージア州の自社の倉庫で作ると書かれています。
Prodigy のモデルの名前の D・F・M は何ですか?
公式のページに「名前の文字がディスクの種類を表す」とあり、D はディスタンスドライバー、H はハイブリッドドライバー、F はフェアウェイドライバー、M はミッドレンジ、A はアプローチ、PA はパット・アプローチです。
Prodigy の 300 と 400 のプラスチックは何が違いますか?
公式の説明では、300 は握りやすいベースのプラスチックで、使ううちになじみます。400 は一番人気のプレミアムで、とても丈夫で濡れても握れます。
Prodigy はいつからディスクを作っていますか?
公式の About Us には、2年の試しを経て 2013 年に世界の上位の選手たちへディスクを出したと書かれています。