1日に1社ずつ紹介している「ディスクゴルフのメーカー」。4社目は、米国の Dynamic Discs(ダイナミック ディスクス)です。前回の Latitude 64 で「Latitude 64 と組んでディスクを作っている」と紹介したメーカーです。
Dynamic Discs はどんなメーカーか
- 公式のプラスチックのページには、2012 年に Latitude 64 と組んでから、新しいディスクを次々に出してきた、と書かれています
- 同じページによると、ディスクを作る時は Latitude 64 と一緒に、次の4つを考えているそうです:濡れた日や寒い日の握りやすさ/荒れた地面や暑さ寒さの中での丈夫さ/暑い日と寒い日のやわらかさ/丈夫さと飛び方の関係
- Dynamic Discs が開く大会 Glass Blown Open の公式ページには、大会がカンザス州の Emporia(エンポリア)で開かれ、期間中に「私たちの本社」でディスクにスタンプ(刻印)を押す催しがある、と書かれています
- 公式のページでは、会社を作った年は確かめられませんでした。この記事では、確かめられなかった年は書かないことにしました
名前で見分けやすいモデル
Dynamic Discs のモデルには、法や事件にまつわる英語の名前が多く付いています。DiscPal の図鑑にあるものだけでも、Judge(裁判官)・Deputy(保安官補)・Sheriff(保安官)・Warden(看守)・Felon(重罪犯)・Suspect(容疑者)・Trespass(不法侵入)・Escape(脱走)・Getaway(逃走)などです(図鑑の名簿から DiscPal が読んだものです)。
中でもパターの Judge は、このメーカーを代表するモデルです。公式のページには、Judge は 2012 年に出て、およそ1年で Player's Choice Awards の 2013 年の Disc of the Year に選ばれた、とあります。まっすぐ飛び、パターにしては長く滑空するのが特徴だと紹介されています。
プラスチックの違い
公式のプラスチックのページは、プラスチックを大きく2つに分けて説明しています。
- お手ごろなプラスチック:初めての人やこれから始める人向け。値段が安く握りやすいが、コースで使ううちに減りが早く、飛び方も少しずつ変わる。それでも、感覚をつかむための始まりにはよい
- プレミアムのプラスチック:握りやすさはそのままに、ぶつけても傷みにくい。そのため飛び方が長く変わらず、長く使える
ページに並んでいるプラスチックのうち、主なものを公式の説明と希望小売価格(米ドル・2026-10-15 に公式のページで確かめた値)で並べました。
| 名前 | 希望小売価格 | 公式のページの説明 |
|---|---|---|
| Prime | $9.99 | 初めて試してみる人が買いやすい値段にした、と書かれている。天気が悪い日も握りやすい |
| Classic | $11.49 | 「ここから全てが始まった」とある、昔からの硬めの感触。濡れていても乾いていても握りやすく、まっすぐ飛ぶ |
| Classic Soft・Classic Super Soft | $11.49 | やわらかく、チェーンに当たって止まりやすい。パットや寄せ向け |
| Drift | $13.99 | 軽く、少ない力で距離が出る。初めての人や子ども向け。水に浮く |
| Classic Supreme | $13.99 | Supreme の並びのパット・寄せ用。しっかりした感触で握りやすい |
| Lucid | $16.99 | 透き通った色。丈夫で、元の飛び方を長く保つ |
| Fuzion | $16.99 | Lucid の丈夫さに、握りやすさを足した透き通らないプラスチック |
| Fluid・Lava | $16.99 | やわらかめのプレミアム。寒い日でもやわらかさが残り、手が冷えた時も握りやすい |
| BioFuzion | $15.99 | 出来の基準に届かなかった Lucid と Fuzion を溶かして作り直したもの。ごみを減らすためのプラスチック |
| Moonshine | $18.99 | Lucid に、暗い所で光る仕かけを足したもの。Lucid より少しだけオーバーステーブルになる |
| Supreme | $21.99 | 公式が「今ある中で最も上質」と紹介する。やわらかい感触で、リムはしっかりしている |
- 同じページには、軽くするために細かい泡を入れた Lucid Air(Lucid と同じ材料で、重さの配分は Lucid や Fuzion とほぼ同じ)や、Fuzion と Lucid を混ぜた Hybrid も載っています
- Drift は「水に浮く」と書かれた、このページで唯一のプラスチックです。水辺のホールの多いコースで回る人には、うれしい作りです
DiscPal の図鑑にある Dynamic Discs のディスク
DiscPal の図鑑には、Dynamic Discs のモデルが 14 型あります(2026-10-15 に図鑑の名簿で数えました)。数値は左から、スピード・グライド・ターン・フェードです。モデルの名前を押すと、図鑑のページが開きます。
ディスタンスドライバー(3 型)
フェアウェイドライバー(6 型)
ミッドレンジ(2 型)
パター(3 型)
公式の初心者向けのページによると、Dynamic Discs ではパターがおおむねスピード 2〜3、ミッドレンジが 4〜6、フェアウェイドライバーが 7〜9、ディスタンスドライバーが 10 以上です。
最初の1つにするなら
- ミッドレンジから:公式の初心者向けのページには「ミッドレンジは最初の1つにとても良い」と書かれています。まっすぐ飛びやすく、投げ損じても予定の飛び方から大きく外れにくい、という理由です。図鑑にあるミッドレンジでは Truth(5・5・-1・1)がまっすぐ寄りの数値です
- パターなら Judge:上で紹介した定番のパターです。数値は 2・4・0・1 です(図鑑の Judge)
- ディスタンスドライバーは後で:同じページには、ディスタンスドライバーは速く投げないと数値どおりに飛ばず、子どもや始めたばかりの人、腕の速さに自信のない人には向かないこともある、とあります
- プラスチックは Prime か Drift:Prime は初めての人のための値段、Drift は軽く少ない力で距離が出るプラスチックとして紹介されています
- 速いドライバーから買わない方がよい理由は、最初の 1 本の選び方 にまとめています。子ども向けの軽いディスクの話は、家族でディスクゴルフ に書きました
よくある質問
Dynamic Discs はどこの国のメーカーですか?
米国のメーカーです。Dynamic Discs が開く大会 Glass Blown Open の公式ページには、カンザス州 Emporia で大会を開き、期間中に本社でディスクのスタンプの催しがあると書かれています。
Dynamic Discs と Latitude 64 はどんな関係ですか?
公式のプラスチックのページに、2012 年に Latitude 64 と組んでから新しいディスクを出してきたとあり、ディスクを作る時は Latitude 64 と一緒に握りやすさや丈夫さを考えていると書かれています。
Dynamic Discs の Lucid と Fuzion は何が違いますか?
公式の説明では、Lucid は透き通った色の丈夫なプラスチックで、元の飛び方を長く保ちます。Fuzion は Lucid の丈夫さに握りやすさを足した、透き通らないプラスチックです。
Dynamic Discs で初めての人に向いているディスクは?
公式の初心者向けのページは、最初の1つにミッドレンジを勧めています。プラスチックは、初めての人向けの値段にした Prime や、軽く少ない力で距離が出る Drift が紹介されています。