1日に1社ずつ紹介している「ディスクゴルフのメーカー」。6社目は、スウェーデンの Kastaplast(カスタプラスト)です。Latitude 64 と同じスウェーデンのメーカーで、2022 年からは Latitude 64 が持ち主の一人に加わっています。
Kastaplast はどんなメーカーか
公式の「About us」と連絡先のページ、Latitude 64 の公式のお知らせ(2022-02-17)から、確かめられた事だけを並べます(2026-10-18 に読みました)。
- 会社の住所は、スウェーデンのストックホルム(公式の連絡先のページ)
- 2011 年に、小さな試作の工房として始まった。試すことの楽しさから始まり、やがて地下室では収まらなくなり、Jonas Lindberg さんに Anders Källström さんと Per Jonson さんが加わった(公式の About us)
- 今も「工房のような」作り方を続けていて、コンピューターで飛び方を計算すること・調べること・たくさんの試作を組み合わせてディスクを作っている(同)
- チームの選手は 9 か国にいて、ディスクゴルフとミントグリーンの色が好きな人の集まりだ、と書かれている(同)
- 2022 年 2 月 17 日、Latitude 64 が Kastaplast の共同の持ち主になったと発表した。お知らせには、正式な始まりは 2013 年で、それからは持ち主が自分たちで回す小さな会社だったこと、「K」の付いたディスクの注文が増え続けて大きくする時期に来たことが書かれている(Latitude 64 公式)
- 同じお知らせには、Kastaplast の本拠はこれからもストックホルムで、Latitude 64 の工場がある Skellefteå(シェレフテオ) が2つ目の拠点になり、作る場所をその年のうちに順に移す、とある
始まりの年が「2011 年」と「2013 年」の2つ出てくるのは、2011 年が試作の工房として始めた年、2013 年が正式な始まりの年として書かれているからです。
名前はスウェーデン語の短いことば
Kastaplast のモデルは、Berg・Reko・Svea・Falk・Guld のように、短いスウェーデン語の名前が並びます。公式の説明で名前に触れているのは、DiscPal が開いたページでは2つでした。
- Falk:「この鳥は飛ぶのが好き」「名前の元になった鳥のように」とあり、鳥の名前から取ったことが分かります
- Guld:「触るものすべてが金に変わる。ほとんどね。少なくとも、このプラスチックは私たちの手で金になった」と書かれ、名前と金を重ねています
ほかのモデルの名前の意味は、公式のページで確かめられなかったので書きません。
主なモデルの公式の説明
公式の各モデルのページ(2026-10-18 に読んだ7つ)に書かれた種類・数値・説明です。数値はスピード・グライド・ターン・フェードの順で、DiscPal の図鑑の数値と同じでした。
| モデル | 公式の種類 | 数値 | 公式の説明 |
|---|---|---|---|
| Berg | パット・アプローチ | 1・1・0・2 | グライドが少なく、速く投げても安定するのに、最後に大きく曲がらない。遅くまっすぐ飛び、風の日もいたずらをしない |
| Reko | パット・アプローチ | 3・3・0・1 | まっすぐのパットや寄せに。少しハイザーで投げると、ゆっくりと起き上がる。多くのプレーヤーのバッグに入っている定番 |
| Svea | ミッドレンジ | 5・6・-1・0 | 一番の特徴はグライド。まっすぐ狙うショットにも、長く続くアンハイザーにも、なめらかなハイザーにも |
| Kaxe | ミッドレンジドライバー | 6・5・0・2 | 元の Kaxe に近い、速いミッドレンジとフェアウェイの中間。安定が少しだけ弱まり、グライドが増えた |
| Stig | ミッドレンジドライバー | 6・5・-2・1 | フェアウェイで形をつけて投げたり、追い風のティーショットで滑らせたり |
| Falk | フェアウェイドライバー | 9・6・-2・1 | スピード・グライド・正確さの組み合わせで、フェアウェイを思いどおりに進む |
| Guld | ディスタンスドライバー | 13・5・-0.5・3 | 上の「金」の説明のみ |
プラスチックの違い
公式の「Plastic guide」のページには、次のプラスチックが並んでいます。値段は、公式の売り場(米ドルの表示)でパターの Reko を見た時の値です(2026-10-18)。
| プラスチック | 公式の説明 | Reko の値段 |
|---|---|---|
| K1 | とても丈夫。かたさとゴムのような感触をあわせ持つ。色は透けるものと透けないものがある | $20.99 |
| K1 Soft | K1 に近いが、よりしなやかで握りやすい。昔の K2 と同じもの | $20.90 から |
| K1 Glow | K1 と同じ丈夫さで、長く光る | 確かめていません |
| K1 Grind | 作る時に出るむだを減らすためのプラスチック。100% 作り直した K1 で、いつも2色の見た目になる | $20.90 から |
| K1 Hard | K1 と同じなめらかな感触で、少しかため。なじむのが遅く、少しだけ安定が増す。選手のツアーシリーズだけで使う | $23.99(ツアーシリーズ) |
| K3 | Kastaplast のベースのプラスチック。どんな天気でも握りやすく、すぐ手になじむ。ほかのメーカーのベースより、中くらいのやわらかさ | $13.99 |
| K3 Hard | K3 をかためにしたもの。K3 より丈夫で、すり減って飛び方が変わるのが遅い | $13.99 |
| K3 Glow | K3 に光るプラスチックを混ぜたもの。夜も光るが、ベースのため K1 Glow ほどは光らない | 確かめていません |
| K4 | ベースとプレミアムの間のやわらかいプラスチック。傷はつくが飛び方は残る。とても握りやすく、水に浮く | Reko には見当たりませんでした |
- 大きく分けると、K1 の並びが丈夫なプレミアム、K3 の並びがお手ごろなベース、その間に K4 という並びです
- 公式のページには、K3 Hard と K1 Soft を比べる動画も載っています
- 売り場には、「X-out」と付いた K1 Reko($17.99)もありました
DiscPal の図鑑にある Kastaplast のディスク
DiscPal の図鑑には、Kastaplast のモデルが 20 型あります(2026-10-18 に図鑑の名簿で数えました)。数値は左から、スピード・グライド・ターン・フェードです。モデルの名前を押すと、図鑑のページが開きます。
ディスタンスドライバー(6 型)
フェアウェイドライバー(5 型)
ミッドレンジ(5 型)
パター(4 型)
最初の1つにするなら
- パターは Reko:公式が「多くのプレーヤーのバッグに入っている定番」と書くパターです。数値は 3・3・0・1 で、まっすぐのパットと寄せに使えます(図鑑の Reko)
- ミッドレンジは Svea:公式が「一番の特徴はグライド」と書き、まっすぐ狙うショットに使えるとしています。数値は 5・6・-1・0 で、フェードが 0 なので最後に大きく曲がりにくいはずです(推測です・図鑑の Svea)
- プラスチックは K3 から:公式の売り場の Reko で、K3 は $13.99、K1 は $20.99 でした。K3 は公式が「どんな天気でも握りやすい」と書くベースのプラスチックです
- 速いドライバーから買わない方がよい理由は、最初の 1 本の選び方 にまとめています。ほかのメーカーは Innova・Discraft・Dynamic Discs・Westside Discs もどうぞ
よくある質問
Kastaplast はどこの国のメーカーですか?
スウェーデンのメーカーです。公式の連絡先のページに、住所としてストックホルムが書かれています。2022 年からは、同じスウェーデンの Latitude 64 が共同の持ち主に加わっています。
Kastaplast はいつからディスクを作っていますか?
公式の About us には、2011 年に小さな試作の工房として始まったと書かれています。Latitude 64 の 2022 年のお知らせでは、正式な始まりを 2013 年としています。
Kastaplast の K1 と K3 は何が違いますか?
公式の説明では、K1 はとても丈夫なプレミアムのプラスチックで、K3 はどんな天気でも握りやすいベースのプラスチックです。公式の売り場で Reko を見ると、K1 は $20.99、K3 は $13.99 でした(2026-10-18)。
Kastaplast で水に浮くディスクはありますか?
公式のプラスチックの説明では、K4 が水に浮くと書かれています。K4 はベースとプレミアムの間のやわらかいプラスチックです。