ディスクゴルフのスコアは、ゴルフとほとんど同じ考え方です。ただ、大会に出るとスコアカードのつけ方にも決まりがあり、知らないとペナルティになることもあります。
ここでは、日本ディスクゴルフ協会(JPDGA)の公式ルール、discgolf.com、UDisc のヘルプ、ディスクゴルフナビの用語集で確かめた事だけを並べます。ページは 2026 年 10 月 7 日に開いて確かめました。
1. スコアは「投げた数」と「ペナルティ」の合計
JPDGA の「ディスクゴルフとは」のページには、こう書かれています。
- ゴールに入るまでに投げた数が、そのホールのスコアになる
- 各ホールのスコアを合計し、合計の少ない人が上位になる
公式ルールの「808 スコアの記録」も、ホールのスコアは「ペナルティスローを含むスローの総数」、ラウンドの合計は「すべてのホールスコアの合計に、追加のペナルティスローを加えたもの」としています。
discgolf.com の「Disc Golf Rules For Recreational Play」も同じで、投げるたびに 1、ペナルティを受けるたびに 1 を数える、と書いています。
よくあるペナルティは OB(アウトオブバウンズ)です。JPDGA のページには、ディスク全体が OB に止まった時は 1 ペナルティで、OB に入った所から 1m 以内のインバウンズから次を投げる、とあります。たとえば 3 投でゴールしても、途中で 1 回 OB があれば、そのホールは 4 です。
2. パーと、バーディー・ボギー
パーは、そのホールの基準の投数です。ディスクゴルフナビの用語集では「基準投数が 3 投のホールならパー 3 と表し、そのホールを 3 投でホールアウトした場合をパーと言う」と説明しています。パーより何投多いか少ないかで、呼び方が変わります。
| 呼び方 | パーとの差 | パー 3 のホールなら |
|---|---|---|
| エース | 1 投目で入る(ホールインワン) | 1 |
| イーグル | 2 投少ない | 1(パー 4 以上で使う呼び方) |
| バーディー | 1 投少ない | 2 |
| パー | 同じ | 3 |
| ボギー | 1 投多い | 4 |
| ダブルボギー | 2 投多い | 5 |
| トリプルボギー | 3 投多い | 6 |
用語集では、イーグルは「パー 4 以上のホールで 2 投少ない」場合の呼び方です。パー 3 で 1 投で入れたら、ふつうはエースと呼びます。
スコアのアプリ UDisc のヘルプ(2026 年 7 月 23 日)を見ると、スコアカードでエースは緑のひし形、バーディーは水色の丸、ボギーはうすいオレンジの四角、と色と形で分けています。パーより少ないか多いかが、ひと目でわかるようにしているわけです。
ラウンドの合計も、コース全体のパーと比べて言うことがあります。たとえばパー 3 が 18 ホールのコース(パーの合計 54)を 58 で回れば、パーより 4 多い、ということです。
3. 大会のスコアカードの決まり
仲間うちなら誰か 1 人がつけても困りませんが、大会では JPDGA の「808 スコアの記録」に決まりがあります。主なものを並べます。
- 1 人ずつが、自分の組の全員のスコアをホールごとに書くスコアカードを持つ。書くのを断った人は失格
- スコアを書く役目を任せてよいのは、自分の指定キャディーだけ
- ホールが終わるごとに、組の全員のスコアを、全員がはっきり確かめられるやり方で書く。警告やペナルティスローも一緒に書く
- 数字以外を書いたり、空けたままにしたりするとペナルティの対象になる
- 言ったスコアが食い違ったら、組でそのホールを振り返って正しいスコアを決める。まとまらなければ、すぐにオフィシャルに判断を求める
- ラウンドが終わってから 30 分以内に、自分のスコアカードを照らし合わせて出す。間に合わなければ 2 投のペナルティ
- 出したスコアカードの合計やホールのスコアに誤りや書き漏れがあれば、正しい合計に 2 投のペナルティが足される
最後の決まりは見落としがちです。1 投の書き間違いでも、出した後に見つかると 2 投が足されます。出す前に、組の全員で合計まで確かめておくのが安全です。
4. 次のホールの順番は、スコアで決まる
スコアは順番にも関わります。JPDGA の公式ルール「802.02 プレーの順番」では、次のようになっています。
- 最初のホールのティーオフは、スコアカードに書かれた順番
- それからのホールのティーは、前のホールのスコアが一番少ない人から投げる
- ティーで投げ終わったら、ターゲットから一番遠い人から投げる
discgolf.com も、前のホールで一番少なかった人が次のホールで最初に投げる、と書いています。ホールごとに全員のスコアを書いておくと、次に誰から投げるかもすぐにわかります。
5. 仲間うちのラウンドでのこつ
ここからは、上の決まりから考えた、ふだんのラウンドでのおすすめです(推測です)。
- ホールアウトしたら、その場でスコアを言い合って書く。後でまとめて思い出そうとすると、ずれやすい
- OB などのペナルティは、ホールのスコアに入れてから書く
- 終わったら合計を、もう 1 人が見直す
大会に出る前から、この流れに慣れておくと、本番であわてずにすみます。
まとめ
| 場面 | すること |
|---|---|
| ホールのスコア | 投げた数+ペナルティ |
| ラウンドの合計 | 全ホールの合計+追加のペナルティ |
| パーより 1 投少ない | バーディー |
| パーより 1 投多い | ボギー |
| 大会のスコアカード | 1 人ずつが組の全員分を書く |
| 書くとき | ホールごとに、全員が見える形で |
| 出すとき | ラウンド後 30 分以内。遅れたら 2 投のペナルティ |
| 書き間違い | 出した後に見つかると 2 投のペナルティ |
スコアの差を縮めて、上手な人とも一緒に競える方法は新ペリア方式とハンデ(HDCP)のしくみに書きました。投げる順番やコースでの気くばりはディスクゴルフのマナー、これから始める人はディスクゴルフの始め方もあわせて読んでみてください。コースは DiscPal のコースのページで探せます。