ディスクゴルフの大会の多くは、全員の打数の合計で順位を決めるストロークプレーです。これに対して、2人が1対1でホールごとに勝ち負けを決めるのがマッチプレーです。そのマッチプレーで日本一を決める「全日本ディスクゴルフマッチプレー選手権大会」の第3回が、2026年11月14日(土)〜15日(日)に、熊本県水俣市のエコパーク水俣で開かれます。
この記事では、主催の日本フライングディスク協会(JFDA)が出している大会のページ・開催要項・結果の PDF で確かめた事だけで、これまでの2回と今回の大会をまとめます。マッチプレーのホールの取り方や「2UP」の読み方は、マッチプレーのやり方の記事 にまとめています。
第3回の大会のあらまし
| こと | 内容 |
|---|---|
| 日程 | 2026年11月14日(土)〜15日(日)。11月13日(金)は任意の公式練習日 |
| 会場 | 熊本県水俣市 エコパーク水俣 |
| 主催 | 一般社団法人日本フライングディスク協会 |
| 共催 | 一般社団法人日本ディスクゴルフ協会(JPDGA) |
| ルール | 最新の PDGA ルールと大会の特別ルール。使えるのは PDGA 承認のディスク |
| 参加費 | 8,000 円(2026年12月31日の時点で18歳以下は 4,000 円) |
大会の形は、1日目が予選リーグ、2日目が予選の結果にもとづくトーナメントの予定です。開催要項には、どちらの日も「例:9H×4 ラウンド」と書かれています。くわしい形式は、大会の8日前をめどに「最終案内」として大会のページに出ると書かれています。
区分は6つ用意されていましたが、どの区分もエントリーが6人以上で成り立つ決まりです。10月28日の出場者一覧では、オープンの15人だけが成り立ち、ウィメン・グランドマスターオープン・グランドマスターウィメン・ジュニアオープン・ジュニアウィメンは不成立になりました。
予選リーグの組み合わせ(シード)は、2026年10月13日の PDGA レーティングで決めると開催要項にあります。シードの1番は、10月の第38回日本選手権で18回目の優勝をした梶山 学 選手です(日本選手権の結果は こちらの記事)。
見に行けるか
開催要項によると、事前の登録なしで観戦できます。ただし、見られるのは競技エリアの外からです。日程は、14日が開会式と競技で 8:30〜17:00、15日が競技と閉会式で 8:30〜17:00 の予定です。
これまでの2回
第1回と第2回は、どちらも福島県南相馬市の南相馬市馬事公苑で、3月に開かれました。今回の第3回は、初めて秋に、初めて九州で開かれます。
| 回 | 日程 | 会場 | 出た人 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 2025年3月29日〜30日 | 南相馬市馬事公苑(福島県) | 38人(オープン18・ウィメン10・グランドマスターオープン10) |
| 第2回 | 2026年3月28日〜29日 | 南相馬市馬事公苑(福島県) | 36人(オープン18・ウィメン10・グランドマスターオープン8) |
| 第3回 | 2026年11月14日〜15日 | エコパーク水俣(熊本県) | 15人(オープンのみ) |
各回の優勝と2位は次のとおりです。
| 区分 | 第1回 優勝(2位) | 第2回 優勝(2位) |
|---|---|---|
| オープン | 三浦 奏(又吉 楓) | 又吉 楓(西村 研杜) |
| ウィメン | 荒波 朋佳(上野 智絵) | 荒波 朋佳(澤田 和木) |
| グランドマスターオープン | 藤井 善行(白井 一夫) | 藤井 善行(白井 一夫) |
オープンは、第1回の決勝で敗れた又吉 楓 選手が、第2回で優勝しました。第1回の王者の三浦 奏 選手は、第2回は3位でした。ウィメンの荒波 朋佳 選手と、グランドマスターオープンの藤井 善行 選手は2回続けての優勝です。グランドマスターオープンの決勝は2回とも同じ顔合わせで、第2回はサドンデスのプレーオフで決まりました。
ストロークプレーの強さと、マッチプレーの強さは違う
おもしろいのは、第2回のオープンの順位です。ストロークプレーの日本選手権で何度も勝っている梶山 学 選手は、第2回のマッチプレーでは18人中10位でした。予選リーグでは三浦 奏 選手に2ダウンで敗れ、シメル 航 選手とは引き分けて、リーグ2位からのトーナメントでした。
マッチプレーでは、1つのホールで大きく崩れても、失うのはそのホール1つだけです。逆に、どれだけ良いスコアで回っても、相手が同じ打数ならホールは引き分けです。1ホールずつの勝ち負けを積み上げる勝負なので、合計の打数とは違う強さが問われます。
第2回の試合の決まり
第2回の「試合形式」の PDF には、大会の運営のための決まりがくわしく書かれています。第3回の形式は最終案内で出るので、ここに書くのは第2回の決まりです。
- 予選リーグ:9ホールのマッチ。勝ちは2点、引き分けは1点、負けは0点の勝点で、リーグの中の順位を決めます
- 勝敗の決まり方:どちらかが、残りのホールの数より多くアップした時点で決着します
- タイムキャップ:9ホールのマッチは70分、18ホールのマッチは140分で、プレー中のホールを終えたところでマッチを打ち切ります
- ファーストアップ:トーナメントでタイムキャップの後も決着がつかない時は、そのマッチで最初にアップした選手の勝ちです
- 決勝と3位決定戦:18ホールのマッチ。決着がつかなければ、ホールの数の制限なしでサドンデスのプレーオフを続けます
- 最初のティースロー:マッチの最初のホールだけ、ディスクを1つ使ったディスクトス(フリップ)で投げる順を決めます。その後は、前のホールで良いスコアだった選手から投げます
タイムキャップや「ファーストアップ」は、PDGA のルールブックの付録A(マッチプレー)に大会のルールとして足したものです。タイムキャップは「円滑な大会運営のため」と PDF に書かれています。
DiscPal でマッチプレーを試す
DiscPal では、大会を作る時に順位の決め方で「マッチプレー」を選べます。1組2人が1試合になり、ホールごとの勝ち負けから途中経過を出します。予選リーグ(組ごとの総当たり)から本戦のトーナメント表を作ることもできるので、全日本と同じ「リーグからトーナメント」の流れを、仲間うちの大会で試せます。
よくある質問
第3回全日本ディスクゴルフマッチプレー選手権はいつ、どこで開かれますか?
2026年11月14日(土)〜15日(日)に、熊本県水俣市のエコパーク水俣で開かれます。11月13日(金)は任意の公式練習日です。
大会は見に行けますか?
開催要項によると、事前の登録なしで観戦できます。ただし、競技エリアの外からの観戦になります。
これまでの優勝者は誰ですか?
オープンは第1回が三浦 奏 選手、第2回が又吉 楓 選手です。ウィメンは荒波 朋佳 選手、グランドマスターオープンは藤井 善行 選手が、第1回・第2回とも優勝しています。
第3回はどの区分で行われますか?
10月28日の出場者一覧では、オープンの15人だけが成り立ちました。ほかの5つの区分は、エントリーが6人に届かず不成立です。