ディスクゴルフでは、ゴールの近くから投げる時だけにかかる決まりがあります。ゴールから 10メートル以内 のスローは「パット」と呼ばれ、投げたあとに体を止める決まりが足されます。
この記事では、パットの時の足の置き方と、投げたあとの動き方を、日本ディスクゴルフ協会(JPDGA)の公式ルール(2026年版)とルールのQ&Aで確かめた事だけで書きます。条文の番号も添えるので、迷った時は元のページを開いてください。
10メートル以内のスローは「パット」
公式ルール 806.01(パッティングエリア)は、こう決めています。
- ライの前端からターゲット(ゴール)の基礎までの距離が10メートル以内で行われるスローは、パット
投げる時の足の置き方(スタンス)
パットに限らず、マーカーディスクを置いた所から投げる時は、ディスクを離す瞬間に次の3つを満たします(802.07.A)。
- ライに接している支持点が、少なくとも1つある
- マーカーディスクの後縁より、ターゲット側に支持点を置かない
- すべての支持点がインバウンズ(OB ではない所)にある
「支持点」とは、スローの瞬間に体の一部が地面などに触れている所のことです(802.04)。ルールのQ&Aでは、靴を履いた足も支持点で、杖や松葉杖のような移動の補助具も含むと答えています(QA-STA-1)。
大事なのは「ディスクを離す瞬間」で決まる点です。Q&A には、上り坂の短いパットで、後ろ足をライに置き、前足をライの前に置いて、離す直前に前足を浮かせてもよいか、という問いがあり、答えは「可能」です(QA-STA-4)。離した時点でスタンスが正しく、そのあとライを越えて進んでいないからです。
足を横に開く「ストラドル・パット」
ゴールに向かって両足を横に開いて投げる形を、ストラドル・パットと呼びます。Q&A では、もう一方の足はマーカーの後端と同じだけターゲットに近い位置まで置けると答えています(QA-PUT-1)。つまり、マーカーの真横までなら足を出してよい、ということです。
パットだけの決まり:投げたあと、前へ進む前に止まる
806.01 には、パットだけにかかる決まりがもう1つあります。
- パットを離したあと、ターゲットに向かって進む前に、マーカーディスクの後方で 完全なバランスの制御 を示す
パットのあとの勢いで前へ一歩出てしまうと、この決まりに反します。いわゆる「フットフォルト」です。
どこまで止まればよいのかは、Q&A でも「判断が難しい」とされています(QA-COM-5)。示されている目安は、離したあとのターゲット方向への動きを、いったん区切る動作を入れることです。Q&A は「最善策は疑いの余地を残さないこと」と書いています。迷う形なら、はっきり止まってから歩き出すのが確かです。
10メートルより遠いスローには、この「止まる」決まりはかかりません(806.01 はパットの決まりです)。ただし、離す瞬間の足の置き方(802.07.A)は、どの距離でも同じです。
決まりに反した時のペナルティ
- 足の置き方(802.07.A)に反した時:スタンス違反で1投のペナルティスロー(802.07.C)
- パットのあとバランスを示さずに進んだ時:スタンス違反で1投のペナルティスロー(806.01)
スコアのつけ方は ディスクゴルフのスコアのつけ方 で書いています。OB やハザードの決まりは OB とペナルティの記事 にまとめました。
ホールが終わるのは、いつか
バスケット型のゴールでは、投げたディスクが チェーンサポートの下のトレー、またはチェーンに支えられて静止した時 にホールが終わります(807)。チェーンに当たっても、こぼれて下に落ちればホールは終わりません。
パットを試せる場:11月3日 東京都「2026 スポーツ祭り」
JPDGA は、2026年11月3日(祝日)の東京都「2026 スポーツ祭り」で、ディスクゴルフのパットチャレンジを行うと知らせています(JPDGA 2026年10月28日のお知らせ)。
| 日 | 2026年11月3日(祝日) |
| 場所 | 味の素ナショナルトレーニングセンター・イースト(北区) |
| パットチャレンジの時間 | 13:30〜16:00 |
| 参加 | 無料・事前の申し込みなし |
上の写真は、このお知らせに載っている JPDGA の写真です。行く前に、JPDGA のお知らせ でもう一度確かめてください。
よくある質問
ディスクゴルフのパットは何メートルから?
ライの前端からゴールの基礎までが10メートル以内のスローがパットです(公式ルール 806.01)。
パットのあと、前に一歩出たら反則ですか?
マーカーの後ろで完全なバランスの制御を示す前に、ゴールの方へ進むとスタンス違反で、1投のペナルティです(806.01)。投げたあと、いったん止まってから歩き出せば問題ありません。
10メートルより遠い所からなら、跳びながら投げてもよいですか?
10メートルより遠いスローには、投げたあとに止まる決まりはかかりません。ただし、ディスクを離す瞬間には、ライに支持点が1つ以上あり、マーカーの後縁より前に支持点が無いことが必要です(802.07.A)。
チェーンに当たって落ちたら入ったことになりますか?
なりません。トレーかチェーンに支えられて止まった時にホールが終わります(807)。